【関越道観光掘り下げ隊!】関越道のICから行ける滝の世界と楽しみ方

「自然に癒されたいけれど、人が多いところは苦手」という方におすすめなのが滝スポットです。静かで一味違った自然の風景を楽しめます。この記事では関越道のICから車で行ける滝のスポットをご紹介します。
滝に行く前に語りたい滝の定義
滝とは水が急激に落下する場所のことです。通常は高さが5メートル以上で、常時水が流れている場所のことを指します。普段は水がなく、大雨が降らないと流れない滝は省かれることが多いです。
また水流が自然の川や湧水であることが条件とされています。そのため人口の滝や公園で作られた滝などは、一般的に「滝」と定義されません。国土地理院では、滝の幅が20メートル未満ものは滝(小)、20メートル以上のものは滝(大)で表記されます。
滝の楽しみ方と魅力
自然の中にある滝の楽しみ方は人によって千差万別です。雄大な滝の姿に感動したり、流れる水に癒されたりなど、マイナスイオンを求めるにはぴったりのスポットです。ここでは一般的に滝の魅力や楽しみ方についてご紹介します。
観瀑台から鑑賞する
観光地としてにぎわっている滝の近くには、観瀑台が設けられているところも多いです。滝をベストな場所から鑑賞できるので、初めて訪れた場所ではまず観瀑台から見るのがおすすめです。
滝の裏側を見てみる
場所によっては、滝の裏側を見られるスポットもあります。流れる水を裏側から見ると、正面から見る滝とはまた違った魅力を発見できます。
天然記念物の東洋のナイアガラ!吹割の滝
吹割の滝は群馬県沼田市にあります。その豪快さと美しさから「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。暑い日に近くで天然のミストを浴びるだけで気分もすっきりするでしょう。
また新緑や紅葉の時期など、季節によって変わる雰囲気を楽しむのもおすすめです。周辺には遊歩道が整備されており、遊歩道の先には観爆台が用意されています。ゆっくり歩いて1時間程度なので、豊かな自然を堪能しながらのんびりできます。
吹割の滝の特徴
高さは約7メートル、幅は約30メートルにもなる大きな滝です。この場所は河床の岩盤の柔らかい部分が侵食され、多くの割れ目ができました。大きく割れた部分が滝となって、まるで大きな岩が吹き割れたように見えるので「吹割の滝」と名付けられたとされています。
水の浸食によってできた滝は珍しいとされており、春には雪解け水が流れる豪快な姿が見られます。
【営業情報】
営業時間:自由(例年12月中旬~3月下旬は冬季閉鎖)遊歩道は夜間通行止め
利用料:無料
電話番号:0278-56-2111(沼田市役所 利根支所 観光係)
住所:群馬県沼田市利根町追貝
アクセス方法:関越道沼田ICから約20分
駐車場台数:無料駐車場約10台。利根支所前駐車場も利用可
滝周辺の民間ドライブインは無料と有料があるので注意。
前橋の不動尊の奥にある:不動大滝
不動大滝は粕川上流にかかる滝で、赤城山随一とも呼ばれています。滝の落差は約32メートルあり、下から見上げる姿はまさに圧巻の一言です。夏にはミストを浴びながら涼み、冬には凍結した氷柱を見られます。
駐車場から約40分歩くので注意
不動大滝周辺の駐車場である前不動駐車場からは約40分歩きます。川を渡る場所や急斜面や岩などもあるので、滑りにくい長靴や長袖・長ズボンなどの装備をしておきましょう。
不動大滝までのコースには、修験者たちが修行したといわれる場所や滝沢不動尊などの見どころもあります。新緑や紅葉の時期に行くのもおすすめです。
【営業情報】
営業時間:自由
利用料:無料
電話番号:027-285-4111(前橋市粕川支所)
住所:群馬県前橋市粕川町中之沢
アクセス方法:関越道 赤城ICから約40分
駐車場台数:15台
見ているだけでも癒される
雄大な姿をみせてくれる滝は、見ているだけでも癒されるパワースポットです。 ぜひいつもと違う自然を見たくなった時は訪れてみてください。